僕は妙に分析癖があるので、普段気になった事に対して「何で?」と疑問を持ち、ある程度自分が納得できるまでその「何で?」を繰り返す事がよくある。
この「何で?」の繰り返しってのはその物事の分析的掘り下げになるので、繰り返してるとその物事の本質に行き当たることがある。
その分析癖を積み重ねてきて最近ふと気付いた事がある。
物事の本質的理解の先に何があるのか、ということ。
ここでいう本質とは物事の表面的な事象ではなく、その物事の本当の原因やその物事を支配しているルールのこと。
自分の中で色々と分析を繰り返して本質的要因を蓄積していくと、なんとなく類似するような要因が出てくる。
例えばデッサンをしていて発見した全体と細部の関係。いいデッサンっていうのは全体と細部の関係のバランスが取れている。全体ではその物体の存在感がきちんと表現されており、細部もしっかり描き込まれてリアリティが伴っているというデッサン。これはどんな場所にどんな物が描かれているのかも明確で、かつその状況、物体にリアリティがある。これがいいデッサンだと思う。
一転して、ある時いいプレゼンテーションとは何なんだろうと考えていると、ここにも全体と細部の関係が関わってる事が見えてきた。
つまり、いいプレゼンテーション(理解しやすいプレゼンテーション)っていうのは、全体(何のためのプレゼンなのか)が終始明確で、細部(プレゼンの目的に対する根拠)も順序よく説明される。要するに全体と細部の関係が明確で常にそれがブレない。
これがいいプレゼンテーションだと思う。
この様にいいデッサンの条件といいプレゼンテーションという一見無関係のものに共通する本質を発見した。さらに他の事にも当てはめて考えていくと、理解しやすい企画とか、理解しやすい論文、ドラマなんかも全体と細部の関係で説明が付く。
で、これらの共通点から僕は全体と細部のバランスが取れているものは、人間のインプットの方式にフィットしてて、この方法に則ると人はスム-ズにインプットできるんだという事に気付いた。
この例ではデッサンの分析によって発見したルールと、プレゼンテーションの分析によって発見したルールとが共通している事に気付き、さらに発展して人にスムーズにインプットさせる方法を発見した。
ここで何が起こっているのかというと、ある物事を本質的なところまで分析したことで、一見離れたところにあるような物事にも共通点を見出す事ができた。さらにそれぞれの物事を本質的なルールで結ぶ事によって、その物事(さらにはその周囲)を包括する大きなルール(上の例で言うと人間にスムーズにインプットさせる方法)が見えてきた。

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kojimajunya
>>これらの共通点から僕は全体と細部のバランスが
>>取れているものは、人間のインプットの方式に
>>フィットしてて、この方法に則ると人はスム-ズに
>>インプットできるんだという事に気付いた
美大が入試でデッサンをやるのは、描写力とか
技術とかじゃなく(もちそれもあるけど)、
要はその視点を養うものなんだよね。
>>一見無関係のもの
ではなく、デザインやるにしても何やるにしても
自然な全体のバランスを見る事が出来るってのが重要で、
その感覚を養うのにデッサンが適していて、
かつ美大受験においてデッサンが全ての基礎と言われる所以なんじゃないかなー
と思っている。
なんて
グラフ落ちた人が言ってみた…(笑
おっしゃるとおり、デッサンのインプット(見る)とアウトプット(描く)を往来するという行為が、他のいろんなことに共通するんでしょうね。
デッサンをしなくなってから気付いてるようじゃやっぱり僕はダメダメです。
西村斉輝(にしむらなおき)
1984年兵庫県生まれ。
現在多摩美術大学GD科在籍。
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